国語辞典Japanese definitions
十年一昔
- じゅうねん十年もたてば経てば、いちおう一応むかし昔のこととなること。にんげんしゃかい人間社会はおおむねじゅうねん十年をいちくきり一区切りとしてへんせん変遷していくこと。じゅうねん十年たてば経てばひとむかし一昔。
- くび首をまわらせば回らせば、すでに既にじゅうねん十年ひとむかし一昔となりぬ。とうじ当時しゅんろう春浪はさんじゅう三十になるやならずのけっきもり血気盛り、さかん盛にのみ飲みて、さかん盛にきえん気焔をはけ吐けり。しゅんろう春浪もよ余もともに共にはくぶん博文かん館につくえをならべ机を並べいたり居たりしが、よ余はくぶん博文かん館をおは追はれてあと後は、ひさしく久しくあいみる相見るのき機をえ得ざりき。
- じんせい人生のおおきな大きなとうげ峠を、またひとつ一つじぶん自分はうしろにした。じゅうねん十年ひとむかし一昔だといふ。するとじぶん自分のうまれた生れたことはもうむかしの、むかしの、むかしの、そのまたむかし昔のこと事である。