国語辞典Japanese definitions
屠腹【とふく】
- はもの刃物をもちいて用いてじぶん自分のふくぶ腹部をせっかい切開ししぬ死ぬこと。せっぷく切腹。かっぷく割腹。はらきり。
- とにかく、かれら彼らは、いっし一死をぶん分としてまんぞく満足・こうふく幸福にかんじて感じてとふく屠腹した。そのまんぞく満足・こうふく幸福のてん点においては、ななじゅう七十よ余さい歳のよしだ吉田ちゅうざえもん忠左衛門も、じゅう ろくさい十六歳のおおいし大石ちから主税も、おなじ同じであった。そのし死のしゃかいてき社会的かち価値もまた、ことぶき寿夭
- いくらいそいで急いでもあいて相手のないすもう相撲はとれ取れぬと、ちち父とははんたい反対にしごくのんびりとかまえていたが、ついにどうにもならずこよい今宵におよんだ及んだ。きごう―きごう―ことばどおり言葉どおり、じっさい実際もうどうにもならぬのだ、こんや今夜はひなまつり雛祭りのよい宵せっく節句で、すこし少しばかりのちそう馳走をととのえた調えたが、それはきょうだい兄妹のさいご最期のばんさん晩餐のつもりである。やはん夜半になったら、いもうと妹をさし刺し、じぶん自分もとふく屠腹していさぎよく潔くよ世をじそう辞そうとかくご覚悟していた。