国語辞典Japanese definitions
得手に帆を揚げる
- きかい機会にめぐまれ恵まれ、じぶん自分のとくい得意なこと事をきごう(ちょうしにのって調子に乗ってきごう)おおいに大いにふるう揮うこと。
- かしわら柏原のえき駅でとまる泊るべきよてい予定を、わざわざこのりょうや良夜のために、ねものがたり寝物語のさと里までのし伸(の)して、そこでふうりゅう風流をきどろう気取ろうとしてきて来てみた、ふたり二人のひふ被布をきた着たふうりゅう風流きゃく客は、いがい意外にも、たのみきってきた来たふうりゅう風流ねものがたり寝物語のさと里はあだしせんきゃく先客にしめられてしまった占められてしまったあふれ溢れのみ身を、せんかたせん方なく、もういちり一里のして伸してふわ不破のこせき古関でつきをながめる月を眺めることによって、いちだん一段のふうりゅう風流をくわえよう加えようというきになって気になって、えてにほをあげる得手に帆を揚げるようなくだりざか下り坂のみち道を、くるまがえし車返しでもきびす踵をめぐらすことをせず、ゆうゆう悠々としてつき月のよみち夜道をたどりました。