国語辞典Japanese definitions
朦朧【もうろう】
- すがた姿がぼんやりとして、りんかく輪郭がはっきりしないよう様。
- たいくつ退屈してぼんやりみおろした見おろしたはくめい薄明のまち街で、ちょうど丁度くれがた暮方のあかり灯がもうろう朦朧とひかり光りはぢめたのだ。たそがれ黄昏がかたる語るやすらか安らかなことば言葉のやうに、それはかれい華麗なしずか静かなもや靄でりょ呂き木のこころ心をおしつつみ、はるか遥かなほうしん放心にしみて泌みてきた。
- ところで、そのとき時にみせて見せてもらったうんこう雲岡のしゃしん写真は、もうろう朦朧としたでき出来のわるい悪いもので、あそこのいしぼとけ石仏のかち価値をすいそく推測するてづる手づるにはまるでならなかったのである。
- きごう(いしき意識などがきごう) はっきりしていない、めいりょう明瞭でないさま様。
- ゆう幽き気であってゆうき幽鬼でないいじょう以上、それはもちろん勿論、かたち形あるがごとく如くなきがごとく如く、おと音もたて立てずくち口もきか利かず、ただそれとかんじられる感じられるばかりで、もうろう朦朧とふゆう浮游しているのであるが、いちど一度それにふれる触れると、ひと人はりつぜん慄然として、あやしい怪しいこどく蠱毒がぜんしん全身にしみ泌みわたる渡るのをさとし覚ゆる。
- いかにげんざい現在のけいそく計測をせいえい精鋭にゆきわたらせることができたとしても、かこ過去とみらい未来にはすえひろがり末広がりにもうろう朦朧たるふめい不明のささべり笹縁がつきまとってくる。
- きごう(しご死語 めいじ明治まつ末からしょうわ昭和しょき初期にかけてのいんご隠語きごう)きごう「もうろう朦朧しゃふ車夫きごう」のりゃく略。